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vol.20 (05月12日)

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◎パプアニューギニアを描ききったSF劇画大作をご存知ですか?
――そうだったのか!パプアニューギニア マンガ編

突然ですが皆さん、パプアニューギニアを題材にしたマンガをご存知ですか?

パプアニューギニアとマンガ、というキーワードから連想されるのは、
まずは水木しげる先生でしょう。南方戦線に赴きニューブリテン島ココポで、
彼が愛を込めて「土人」と呼んだ、トーライ族との心温まる交流はもはや語り草。
イラストから構成される「水木しげるのラバウル戦記」に、当時の様子が詳しく
書かれています。

しかし、今日皆さんにご紹介したいマンガは、水木先生のものではありません。
もっとドラマチックに、ファンタジスティックに、SF的に、パプアニューギニア
を描ききったSF劇画大作が過去にありました。

その名も・・・「マッドメン」。
月刊少年チャンピオンに1970年代から80年代にかけ不定期連載された作品です。
原作者は諸星大二郎。マンガ好きなら名前を聞いただけでグッとくる、
日本のマンガ界を代表する巨匠のひとりです。
代表作は「妖怪ハンター」「西遊妖猿伝」などで、2000年に手塚治虫文化賞
マンガ大賞を受賞しました。

その手法は、古史古伝にSF的エッセンスを加え、日常の価値観や世界観を逆転
させるような、大胆かつ重厚なもの。ストーリーの完成度の高さ、
そして重い読後感、不条理めいたユーモアなどは、レベルの高いマンガ通から愛され、
ジャンルを超えた著名人の創作活動にも大きな影響を与えました。

「マッドメン」で諸星氏が描くのは近代化により失われてゆく神話や伝統を、
パプアニューギニアを舞台に、現地の神話と日本神話が絡み合いながら展開して
ゆくという、実に壮大なもの。パプアニューギニアへの考察も深く、
作品を通して、文化人類学、民族学的要素も踏まえた作品となっています。

同じ太平洋の島国であるパプアニューギニアと日本。そこには同じ流れを持つ
文化があるのでは? という着想、そして日本の縄文文化と、現地に残る
プリミティブな文化が重なり合ってゆくとき・・・
と、非常に独創的ながら、魅力的なストーリーが展開されてゆきます。
そして、波子という平凡な少女と、精霊マッドメンと交信する霊的な力を持つ、
ガワン族の酋長の子、コドワの恋の行方・・・と、あらすじはこの辺で。

古いマンガですが、アマゾンなどではまだ購入できます。
パプアニューギニアを旅したい人、または渡航前という人も、
ガイドブックとは一味違った参考文献として必携の書といえるでしょう。


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◎大ガス、海外権益に投資保険 第1号はパプアの油田

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO70782590U4A500C1TJC000/

大阪ガスは資源権益に初めて海外投資保険をつける。
昨年5月に参画したパプアニューギニアの油田権益を対象に、独立行政法人の
日本貿易保険(NEXI)と今夏までに合意する。
同社では事業リスクが高いと判断した地域での開発案件には保険の活用を検討
しており、権益の取得先が政情不安の少ない先進国から新興国へと広がってい
ることに対応する。

海外投資保険は戦争や自然災害、地元政府の政策変更などで、事業に損失が
発生した場合に、その損失額が補填される。海外での事業展開が多い商社などが
リスク軽減のために活用するケースが多かったが、国内が中心の都市ガス会社が
採用するのは珍しい。

大ガスはパプアで2015年にも軽質油の一種「コンデンセート」の生産を始める
予定で、保険の適用範囲や料率を巡ってNEXIと最終調整に入った。
大ガスはシェールガス由来の天然ガスを液化加工する米国テキサス州の
プロジェクトにも海外投資保険をかける方針だ。

大ガスは現在、オーストラリアを中心に合計12の資源開発案件に参画している。
このほど発表した20年度までの経営計画では、海外エネルギー事業の新規投資枠を
3600億円に設定。シェールガスの普及を背景に09年に策定した予想額より倍増させた。
シベリアや東アフリカのガス開発にも関心を示している。


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◎パプアニューギニアのブーガンビル島沖でM6.1の地震

[シドニー 7日 ロイター] - 
米国地質調査所によると、パプアニューギニアのブーガンビル島沖で7日、
マグニチュード(M)6.1の地震があった。津波警報は発令されていない。
震源の深さは1キロと浅い。同地域はここ数週間、大きな地震に見舞われており、
4月19日にはM7.5の地震が発生している。

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◎ 首相、パプア・NZ訪問...7月豪州訪問に会わせ

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140510-OYT1T50064.html?from=ytop_main1

安倍首相は7月上旬、オーストラリア訪問に合わせ、近隣のパプアニューギニア
とニュージーランドの両国を訪問する意向を固めた。

日本の首相のパプアニューギニア訪問は、1985年の中曽根首相以来、29年ぶり。
ニュージーランドは2002年の小泉首相以来、12年ぶりとなる。
天然ガスなどの資源が豊富なパプアニューギニアと日本の間では、
今年1月に投資協定が発効し、日本企業がパプアニューギニアの企業と同じ条件で
活動できるようになった。
安倍首相は同国のオニール首相との首脳会談で、日本企業のパプアニューギニア
進出促進に向け、投資や企業活動を円滑に行うための一層の環境整備を求める。

また、太平洋戦争の激戦地だった同国では、旧日本兵など約12万7600人の
日本人が死亡し、このうち7万6820柱(4月末現在)の遺骨が残ったままだ。
安倍首相は、首脳会談で日本政府による遺骨収集事業についても協力を要請する
見通しだ。

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◎第5回TOKTOK会 開催のお知らせ

過日ご案内いたしました通り、次の要領でTOKTOK会を開催いたします。
皆様、奮ってご参加ください。

皆様お待たせいたしました、第4回に引き続き第5回「Toktok」会を篠原敏治氏
を講師にお迎えし、次の通り開催する運びとなりました。
篠原氏はこの3月に晃和木材株式会社を退職されましたが、それ迄の約30年間
ラバウルの近くのオープンベイ地区において現地子会社の取締役兼ジェネラル
マネージャーとして森林開発事業に従事され、特にこの20年間は1,000人
を超える現地従業員を使って植林事業を推進されて来られました。
その点で現地の人々の性格・信仰・慣習・言語・能力・生活・勤務状況等を知る
日本人では数少ない方で面白い体験談等も伺えるものと思います。
どうぞ皆様奮ってご参加ください。

題目: 「長年パプアニューギニア人と職場を共にして」


日時: 5月16日(金曜日)
1800 受付開始
1830-2000 講演会
2000-2130 懇親会

会場: 霞山会館 牡丹の間
虎ノ門駅直結 霞が関コモンゲート西館37階

地図: http://www.kazankk.org/access/access.html

懇親会:同ビル 37階 レストランピオニー

会費: 3,000円(講演会、懇親会込)
(協会会員の御友人も4,000円にてご参加いただけます)

皆さんのご参加を心よりお待ちいたしております。

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◎イレーネ賀集(当協会理事) 写真展のご案内

「パプアニューギニアの蘭」開催

日時:2014年6月6日(金)~15日(日)
御休み:9日(月)、10日(火)、11日(水)

11:00~17:00

場所:ギャラリー 明日荷 (あすか)
〒350-2206
埼玉県鶴ヶ島市藤金895-33
Tel/Fax 049-286-2632

ギャラリー明日荷のブログのページ (こちらに地図もございます)
http://d.hatena.ne.jp/asuka201011/

場所の詳細はこちら:
http://www.navitime.co.jp/mapview/A_112410150000089500033/?from=address.bigmap

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年会費のお願い

当協会の事業はすべて皆様からの会費で運営されております。
既にお振込をいただきました会員、法人会員の皆様、ありがとうございました。
まだお振込をいただいておりません、会員の皆様には是非とも引き続き
日本とPNGのかけ橋たる協会にご賛同、ご協力をお願い申し上げます。

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥......

賀集理事の写真展のご案内をさせていただきました。

皆さんからのお知らがありましたら、どんどん事務局までご連絡ください。

メルマガで会員の皆様へご案内させていただきます。

安倍首相のPNG訪問は両国の経済的な関係強化、そして遺骨収集など戦後処理
も含め新たな一歩となることでしょう。