メルマガ・広報誌

vol.22 (05月30日)

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◎ パプアニューギニアから初のLNG輸入 東電と大阪ガスが購入

JX日鉱日石開発と丸紅は26日、両社が参画するパプアニューギニアの
液化天然ガス(LNG)事業から日本向けの第1船が出荷したと発表した。
パプアからのLNG輸入は初めて。
東京電力福島第1原発の事故後、火力発電用LNGの輸入量が急増する中、
調達先の多様化を図るのが狙い。
同事業は国際石油資本(メジャー)の米エクソンモービルやJX開発、丸紅などが参加。
2014年4月に生産を開始し、15年に年産690万トンを目指す。
日本は半分程度の330万トンを輸入。このうち180万トンが東電に、
150万トンが大阪ガスに販売される。第1船は東電向け。

同事業の開発総額は190億ドル(約1兆9400億円)で、JX開発と丸紅は
計9億ドル出資している。

日本に輸入されるLNGは、欧米向けより高額だが、日本企業が参画する
LNG開発事業が世界各地で進んでおり、調達先を広げて競争を促すことで、
価格が下がる可能性もある。

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◎ 東電向けLNG第1船が出港、丸紅参画のパプアLNGプロジェクト


丸紅は26日、JX日鉱日石開発と丸紅がJOGMECの債務保証(完工保証)対象会社
「ニッポン・パプアニューギニアLNG LLC」を通じて参画するパプアニューギニアの
PNG LNGプロジェクトが、25日に東京電力向けにLNGの第1船が出港したと発表した。

これにより、PNG LNGプロジェクトは開発段階を経て操業段階へと移行、
長期にわたってパプアニューギニアの天然ガス資源を日本などアジア市場へ安定的に
供給することとなる。

PNG LNGプロジェクトは、パプアニューギニア独立国中央部のサザンハイランズ州、
ヘラ州、ウエスタン州に位置する油・ガス田から生産される天然ガスを、
全長700キロを超えるパイプラインで首都ポートモレスビー近郊まで輸送し、
LNGプラント(年産690万トン)で液化して輸出するもの。

同プロジェクトからは、30年以上にわたって9兆立方フィート超の天然ガスが生産される
計画となっており、このガスを原料としたLNGは主に東京電力、大阪ガス、
中国石油化工集団(シノペック)、台湾中油(CPC)へ供給される。

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◎ 伊藤忠商事/パプアニューギニアLNGプロジェクト、初のLNG出港

伊藤忠商事は5月26日、商船三井と共同保有するLNG船「SPRIT OF HERA」が、
パプアニューギニアでExxonMobil社が主導するPNG LNGプロジェクトで最初のLNGを積載し、
5月25日に出港したと発表した。

プロジェクトはパプアニューギニアにとって天然ガスを液化して輸出する初めてで、
今後、日本他の顧客向けに長期にわたり安定的に供給する。

■船概要
全長:298.43m
全幅:46.00m
貨物タンク容量:17万5103.173立方メートル
(実際にLNG積載が可能な容量。満載容量の98.7%に相当)
主機関:Dual Fuel Diesel Electric
船籍:バハマ国

■プロジェクト概要
プロジェクト参画企業:ExxonMobil 33.2%、Oil Search Limited29.0%、
NPCP(パプアニューギニア政府機関) 16.6%、 Santos Limited13.5% 、JX日鉱日石開発 4.7%、
MRDC (パプアニューギニア地権者代表機関)2.8% 、
Petromin (パプアニューギニア政府系企業)0.2%
LNG生産量:年間690万トン
LNG積み出し基地:パプアニューギニア国 ポートモレスビー近郊


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◎ 商船三井のLNG船、パプアニューギニアから日本へ向け出港

商船三井と伊藤忠商事が保有するLNG船『スピリット オブ ヘラ(SPIRIT OF HELA)』は、
パプアニューギニアでエクソンモービル社が主導するPNG LNGプロジェクトにおける
最初のLNGを積載し、日本へ向けて出港した。

本プロジェクトはパプアニューギニアにとって天然ガスを液化して輸出する初めての
プロジェクト。今後、日本等の顧客向けに長期にわたり安定的に供給される。

スピリット オブ ヘラは、本プロジェクトがパプアニューギニアの首都ポートモレスビー
近郊に有する基地にてLNG積み込みを完了し、出港した。
同船に積み込まれているLNG貨は東京電力に引き渡される。

また、パプアニューギニアからの最初のLNG輸出に先立ち、5月14日には、
同国のピーターオニール首相が同船を訪問し、船内を見学した、という。

同船の概要は、全長が298.43m、全幅が46.00m、貨物タンク容量が17万5103.173立方m、
船籍がバハマ国となっている。

PNG LNGプロジェクトは、エクソンモービル社が33.2%を出資し、他の6団体が参加して、
年間690万tのLNGを生産する計画だ。


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◎ 丸紅、JX開発と参画するパプアニューギニアのLNGプロジェクトがLNG出荷を開始

丸紅が、パプアニューギニアのLNG(液化天然ガス)プロジェクト「PNG LNGプロジェクト」で、
LNGの出荷を5月25日に始めた。同プロジェクトは丸紅と、JXホールディングス傘下で
石油・天然ガス開発のJX日鉱日石開発が参画する。
伊藤忠商事と商船三井が保有するLNG船が、同国の首都、ポートモレスビー近郊の基地で
最初のLNGを積んで出港した。LNGは東京電力向けだ。

PNG LNGプロジェクトは、パプアニューギニアで初めての天然ガス液化・輸出事業で、
石油メジャーのエクソンモービルが主導する。
丸紅が21%、JX日鉱日石開発が79%出資するニッポン・パプアニューギニアLNGが4.7%参画している。
同国中央部の油・ガス田で生産される天然ガスをポートモレスビー近郊まで運び、液化して輸出する。

天然ガスを輸送するパイプラインは全長700kmを超え、液化プラントは年産690万tの能力がある。
PNG LNGプロジェクトは、30年以上にわたって計9兆立方フィート(約2兆7432億m3)を超える
天然ガス生産を予定する。
このガスを原料にしたLNGは、長期販売契約によって主に東京電力、大阪ガスのほか、
中国や台湾の石油会社に供給される。

第1船となった伊藤忠と商船三井のLNG船は、
全長298.43m、全幅46.00mで約17万5103m3のLNGが搭載できる。
パプアニューギニアからの最初のLNG輸出で、同国の首相が出港を控えた5月14日に船内を見学した。
伊藤忠と商船三井は、クリーンエネルギーとして重要性が高まっているLNG分野で
輸送面からエネルギーの安定供給を支える。

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◎イレーネ賀集(当協会理事) 写真展のご案内

「パプアニューギニアの蘭」開催

日時:2014年6月6日(金)~15日(日)
御休み:9日(月)、10日(火)、11日(水)

11:00~17:00

場所:ギャラリー 明日荷 (あすか)
〒350-2206
埼玉県鶴ヶ島市藤金895-33
Tel/Fax 049-286-2632

ギャラリー明日荷のブログのページ (こちらに地図もございます)
http://d.hatena.ne.jp/asuka201011/

場所の詳細はこちら:
http://www.navitime.co.jp/mapview/A_112410150000089500033/?from=address.bigmap

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◎日本パプアニューギニア協会平成26年度 年次総会、懇親会開催

本年度の総会、懇親会開催のご案内を昨日郵便にて発送いたしました。

日程は次の通りです。

6月16日(月) 総会  11:00
         懇親会 12:00

会場: 霞山会館 (霞が関 コモンゲートタワー 西館37階)
(地図は同封いたしております)

年に一度の協会の集いですので、皆さまのご参加をお待ちしております。


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年会費のお願い

当協会の事業はすべて皆様からの会費で運営されております。
既にお振込をいただきました会員、法人会員の皆様、ありがとうございました。
まだお振込をいただいておりません、会員の皆様には是非とも引き続き
日本とPNGのかけ橋たる協会にご賛同、ご協力をお願い申し上げます。

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥......

 今週のPNG関連記事は、LNG一色です。
 内容が重複致しますが、興味が尽きません。安倍首相の訪問を前にして、
 HOTな感じになってまいりました。
 皆さま素敵な週末をお過ごしください。
 

 当協会理事のイレーネ賀集さんが写真展
 「パプアニューギニアの蘭」を開催されます。 

 総会のご案内もご一緒にございますので、皆さまのご参加をお待ちしております。