vol.59 (10月17日)
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◎ 日・パプアニューギニア首脳会談及び夕食会 (2015.10.14)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/ocn/pg/page4_001461.html
本14日,午後6時15分から約35分間,安倍晋三内閣総理大臣は,
公式実務訪問賓客として来日中のピーター・オニール首相パプアニューギニア独 立国首相
(The Honourable Peter O'Neill, Prime Minister of the Independent State
of Papua New Guinea)と首脳会談を行い,続いて午後7時13分から約1時間10分,
同首相と夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 安倍総理大臣から,両国の外交関係樹立40周年を記念するオニール首相の訪 日を歓迎し,
自身の昨年7月のパプアニューギニア訪問や,3年間で4回のオニール首相の訪日 を始め,
活発な両首脳の相互訪問を通じて両国の関係が緊密度を増し,両国関係が新時代の
包括的パートナーシップに発展していることを歓迎しました。
2 これに対し,オニール首相から,日本はパプアニューギニアの持続可能な開発や
経済・社会発展を長年にわたり支援してきた重要なパートナーであり,
両国関係は,これまでにないほど発展し,両国及び地域に多大な利益をもたらし ている
として高い評価が示されました。
3 また,オニール首相からは,平和安全法制を含め日本の国際協調主義に基づく
「積極的平和主義」への評価と支持が改めて示され,両首脳は戦後70年に当たり,
地域と国際社会の平和と繁栄のために両国が行ってきた貢献について振り返り,
引き続きこうした貢献を行っていくとともに国際場裡における協力を
一層強化していくことで一致しました。
4 安倍総理大臣から,LNG事業への日本企業参画,メタノール事業の合弁契約の 署名,
両国間の投資協定合同委員会の第1回会合の開催など,両国の経済関係も着実に 深化していることを
歓迎する旨述べ,両首脳は,貿易・投資関係の一層の強化に向け共に取り組むこ とを確認しました。
また,両首脳は,技術協力に関する協定の署名及び外交・公用査証所持者に対する
相互査証免除に関する口上書の交換を歓迎し,両国の交流が一層深まることへの 期待を示しました。
5 オニール首相は,「世界津波の日」制定への支持や日本の常任理事国入りを含む
安保理改革に対する支持を改めて表明し,戦没者遺骨収集帰還事業に継続して協 力する旨述べました。
両首脳は,気候変動・防災や漁業等幅広い分野での引き続き協力することを確認 しました。
6 会談後,両首脳は,これらの幅広い分野での双方向で包括的な
パートナーシップを一層強化する誓いを込め,共同メッセージを発出しました。
7 会談後の夕食会では,非常に和やかな雰囲気で,スポーツや観光を含む
幅広い話題について意見交換が行われました。
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◎ 日・パプアニューギニア・ビジネスフォーラム,投資協定合同委員会第1回会合,
署名式,レセプションの開催 (2015.10.14)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002532.html
本14日午前11時すぎから,飯倉公館にて,ピーター・オニール・パプアニューギ ニア首相
(Hon Peter O'Neill, Prime Minister of the Independent State of Papua New
Guinea)
の訪日に合わせ,日・パプアニューギニア・ビジネスフォーラム,投資協定合同 委員会第1回会合,
署名式及びレセプションを開催しました。レセプションには,訪日中のオニール 首相が出席しました。
1 濵地雅一外務大臣政務官とリチャード・マル・パプアニューギニア貿易商業 工業大臣
(Hon Richard Maru, Minister for Trade)が共同議長を務め,
両国間のビジネスに携わる官民の関係者が出席し,日・パプアニューギニア・ビ ジネスフォーラム
を開催しました。
フォーラムでは,田中和德日・パプアニューギニア友好議員連盟会長から,
日本企業側からの要望について説明するとともに,双方の民間企業がそれぞれの ビジネスの
現状や課題について紹介しました。
2 その後,濵地政務官を議長として,両国政府関係者間で,日・パプアニュー ギニア投資協定合同委員会
第1回会合を開き,今回のビジネスフォーラムでの議論の結果を両国政府間で
しっかりとフォローアップしていくことで一致しました。
なお,マル貿易商業工業大臣からは, ビジネスフォーラムで共有された日本企業 側からの要望を,
パプアニューギニア側としても真剣に受け止める旨の発言がありました。
3 技術協力に関する日本国政府とパプアニューギニア独立国政府との間の
協定を含む3件の文書への署名が行われました。
4 濵地政務官による政府主催レセプションが開催され,オニール首相の他,
パプアニューギニア政府関係者,太平洋島嶼国関係者,ビジネスフォーラム参加 者他,
約90名が出席しました。
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◎ 技術協力に関するパプアニューギニア政府との間の協定の署名 (2015.10.14)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002529.html
1 本14日,東京において,我が方松本盛雄駐パプアニューギニア大使と,
先方リムビンク・パト外務移民大臣
(Hon. Rimbink Pato, Minister for Foreign Affairs and Immigration)との 間で,
「技術協力に関する日本国政府とパプアニューギニア独立国政府との間の協定」
の署名が行われました。
2 この協定は,我が国が,専門家,シニア海外ボランティア及び調査団等の
パプアニューギニアへの派遣並びに同国からの研修員の受入れ等の技術協力を実 施する際に,
パプアニューギニアがとるべき措置等を包括的に定めたものです。
3 この協定の締結により,パプアニューギニアにおける我が国の技術協力が
更に円滑に実施され,同国の経済・社会発展に一層貢献することが期待されます。
4 今回署名された技術協力協定は,我が国が1970年に初めてブラジルとの間で
同趣旨の協定を締結して以来,84件目となるものです。
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◎ PNG Prime Minister O'Neill to visit Japan to Strengthen Trade,
Investment and Relations (2015.10.12)
http://news.pngfacts.com/2015/10/png-prime-minister-oneill-to-visit.html
The Prime Minister of Papua New Guinea, Peter O'Neill will undertake
a Official Visit to Japan, that will include Tokyo and Osaka, on 13-16
October.
This will be the second occasion that Prime Minster O'Neill has travelled
to Japan on a Official Visit and follows the Official Visit by Japan's
Prime Minister,
H.E. Shinzo Abe, to Papua New Guinea in 2014.
"The engagement between Japan and Papua New Guinea is the most productive
it has even been in the history of our relations," PM O'Neill said.
"The strength of this relationship is enabling Papua New Guinea
to deliver more exports to Japan, and we are seeing more Japanese tourists
coming to our country.
"This creates jobs and stimulates business in both Japan and Papua New
Guinea.
"We also appreciate the ongoing support that is given to Papua New Guinea
from Japan that is helping to strengthen our economy."
The Prime Minister said there are a number of issues that will be discussed
during the visit that are important to both countries.
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◎ Karamui Connects Through EQUITV Program (2015.10.13)
http://www.emtv.com.pg/article.aspx?slug=Karamui-Connects-Through-EQUITV-Program&subcategory=Top-Stories
By Fabian Hakalits - EM TV News, Port Moresby The people of Karamui
in Simbu Province can now connect to the outside world through television.
This follows the launching of the EQUITV Program recently in one of Papua
New Guinea's
most remote areas.
Karamui District is one of the remotest areas in Papua New Guinea.
The district is located within the Karamui Solt Nomane electorate,
sharing borders with Simbu and Gulf Provinces.
It's only accessible through air transport, and the closest port is
25 minutes on a small aircraft from Mt Hagen's Kagamuga Airport to Karamui
Airstrip.
According to National Education Department's Acting Assistant Secretary for
e-Learning Division,
Hatsie Mirou, the EQUITV Program bridges education gaps
using Information Communication Technology (ICT).
Through this program, students and teachers enhance their teaching and
learning.
Not only that, it also benefits communities through programs channeled
through free to air television station EMTV.
Simbu was not part of the EQUITV Program,
but the commitment in identifying their needs and struggles was considered.
Shigeru Sugiyama, said JICA was impressed with the roll out of the EQUITV
Program,
by the National Education Department.
Simbu Provincial Education Advisor, Walkaima Essy, told people to respect
value
and take ownership of assets that will sustain livelihood.
National Education Department's Acting Secretary, Dr. Uke Kombra, said
that the department will provide equal opportunities for children
in Papua New Guinea and invest more in teaching and learning materials.
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◎ エネルギー分野協力で一致 日本・パプア首脳会談 http://www.nikkei.com /article
/DGXLASFS14H4G_U5A011C1PP8000/
安倍晋三首相は14日、首相官邸でパプアニューギニアのオニール首相と会談した。
液化天然ガス(LNG)をはじめとするエネルギー調達量の拡大や技術者派遣など
経済分野での協力を一層強化することで一致。
共同声明には交流拡大に向け査証免除制度を設ける方針も盛り込んだ。
(2015.10.14)
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◎ 両陛下、パプアニューギニア首相と懇談 (2015.10.14)
http://www.news24.jp/articles/2015/10/15/07312248.html
天皇陛下はパプアニューギニアの首相と懇談し、
日本が太平洋戦争で多くの犠牲と苦難をもたらしたことに「心を痛めています」
と述べられた。
天皇皇后両陛下は14日、皇居で、パプアニューギニアのオニール首相夫妻と
懇談された。
宮内庁によると天皇陛下は、太平洋戦争で日本軍とアメリカ・オーストラリア連 合軍との
激戦地になったことについて自ら触れ、
「今年は戦後70年ですが、先の大戦中、貴国において多くの命が失われ、
多大な苦難をもたらしたことに心を痛めています」と述べられたという。
パプアニューギニアには、日本政府が建てた2つの戦没者慰霊碑があるが、
オニール首相はさらに戦争記念館を建設中で、
日本から遺骨収集や慰霊に訪れる人々に協力したいという意向を示した。
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編集後記
オニール首相の御来日でPNGが大きく取り上げられ、大変にうれしく思っており ました。
国会周辺にはたくさんの日本とPNGの両国国旗が仲良くたなびいていました。
首相の来日レセプションについては、ごくらくちょうにてご案内いたします。
また次号より「ごくらくちょう」の印刷版は再びメール会員さまにも郵送させて
いただくこととなりました。
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【日本PNG協会 メールマガジン】
発行日:不定期
発行開始日:2015年10月17日
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【発行元】
日本パプアニューギニア協会事務局
東京都千代田区九段南2-2-1
エース九段ビル8階
TEL:03-5216-3555 FAX:03-5216-3556
MAIL:info@jpng.or.jp
HP:http://www.jpng.or.jp