メルマガ・広報誌

vol.61 (11月12日)

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
◎ 千の証言:故・杉原三郎さん/続編 遺族が思い語る 大田・藤本さん、菅原さん、
広島・今村さんが訪問 /島根 (2015年11月03日)

http://mainichi.jp/area/shimane/news/20151103ddlk32040385000c.html
 太平洋戦争の激戦地・東部ニューギニア(現パプアニューギニア)で父を亡くした
杉原栄子さん(77)=松江市石橋町=が、慰霊のために現地を訪れた様子を「千の証言」で紹介した。
その記事を読んだ大田市内の読者から反響があり、「私の父もニューギニアで亡くなった。
現地の様子を杉原さんに聞きたい」との連絡が支局にあった。
先月、杉原さん宅での面談が実現した。【
長宗拓弥】 杉原さん宅を訪れたのは、大田市五十猛町の藤本陵子さん(78)、
弟で同市大田町の菅原龍憲さん(75)と、いとこで広島県廿日市市の
今村奈津子さん(81)の3人。 
藤本さんらの父、菅原龍音さんは1944年1月、ニューギニアのニューブリテン島で
マラリアを患って亡くなった。33歳だった。
その1年前の出征を覚えているという藤本さんは、
「いつも一緒に寝ていた。(出征した後)誰と寝たらいいのと父に泣きついた」と振り返った。 
今村さんの父、荻野九造さんも1942年12月、ニューギニアのギルワで戦死した。
やはり33歳だった。
遠い南洋の地で命を落とした2人とも浜田にあった歩兵第21連隊から、
戦況悪化に伴って派遣されたという。
 面談した日は、それぞれが亡き父の思い出を語り、最期の地となった
ニューギニアのことを杉原さんに尋ねた。
「沖縄みたいにきれいな所だけれど、爆弾や飛行機の残骸などがそのままある」。
杉原さんはそう言って、3年前の夏に訪れた時の写真を見せた。
野戦病院の跡地については「建物が朽ちて無くなっているけれど、
日本語の書かれた薬の空き瓶や注射器が残っている」と紹介した。 
それを聞いた3人は「終戦後、暮らしていくのに精いっぱいで、
死者を悼む気持ちが後回しになっていた」と口をそろえた。
それでも藤本さんは「父のぬくもりは忘れていない」。
今村さんも「あまりにも父の事を知ろうとしていなかった。
今からでも、もっと知りたいと思った」と話した。
3人とも体力と時間が許せば、パプアニューギニアを訪れたいという。
 杉原さんは1歳の時、父三郎さん(享年27)を亡くした。
「戦後70年を機会に、父の遺物を確認する中で初めて分かったことがあった。
思いを同じにする人との、こんな出会いもあった。次の夏には父に良い報告ができる」。
父の記憶はほとんどないが、父が結びつけてくれた縁。
それを胸に、来年の夏にはパプアニューギニアを再訪する。

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
◎ 技術協力に関するパプアニューギニア政府との間の協定の署名  (平成27年10月14日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002529.html
1 本14日,東京において,我が方松本盛雄駐パプアニューギニア大使と,
  先方リムビンク・パト外務移民大臣
(Hon. Rimbink Pato, Minister for Foreign Affairs and Immigration)との間で,
「技術協力に関する日本国政府とパプアニューギニア独立国政府との間の協定」
 の署名が行われました。
2 この協定は,我が国が,専門家,シニア海外ボランティア及び調査団等の
   パプアニューギニアへの派遣並びに同国からの研修員の受入れ等の技術協力を実施する際に,
   パプアニューギニアがとるべき措置等を包括的に定めたものです。
3 この協定の締結により,パプアニューギニアにおける我が国の技術協力が更に円滑に実施され,
   同国の経済・社会発展に一層貢献することが期待されます。
4 今回署名された技術協力協定は,我が国が1970年に初めてブラジルとの間で同趣旨の
   協定を締結して以来,84件目となるものです。
(参考)パプアニューギニア独立国基礎データ
 パプアニューギニアは,面積46.2万平方キロメートル(日本の約1.25倍),
  人口約732万人(2013年,世界銀行),
  1人当たり国民総所得(GNI)は2,430米ドル(2013年,世界銀行)。
 
★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★ 
---------------------------------------------------------------------------------
編集後記
師走も近づき皆様お忙しい時期かと思います。
協会も独立40周年祝賀親善ゴルフ大会も無事に終了し、
ほっとしております。
今後はTOKTOK会、現地の奨学生の情報などをご案内してまいります。
風邪がはやっているようです。くれぐれもご自愛くださいませ。

/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/