メルマガ・広報誌

vol.84 (7月20日)

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
◎2016年度・第2回「日本パプアニューギニア協会関西支部研究会」のご案内

下記の日程で、研究会を開催します。
今回は大阪大学准教授のラウラ・G.・クラ氏からお話を聞くことができる貴重な機会です。
ぜひ、御参集の程、宜しくお願いします。
また、開催場所がいつもと異なりますので、お間違えなきよう御注意下さい。


・日時:2016年7月31日(日)15:00 ~17:30
・場所:龍谷大学大阪梅田キャンパス
 (ヒルトンプラザ・ウエスト・オフィスタワー14階)
 地図:http://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_osaka.html
※JR大阪駅桜橋出口から徒歩4分
大阪市営地下鉄四つ橋線西梅田駅3番出口すぐ、地下通路で直結
・内容:Raula Gaikovina Kula氏(Assistant Professor, Osaka University)
"The Typical Lifestyle in Port Moresby: A Daily Life for POM City Dwellers"
・その他

連絡先・事務局:林 尚毅(E-mail: hayashi@biz.ryukoku.ac.jp)


★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
◎ アフリカ・アジア太平洋でエル・ニーニョ被害への対応強化、
ラ・ニーニャ現象への備えも (2016.7.11、時事通信)
http://www.jiji.com/jc/article?k=000000152.000009064&g=prt
エル・ニーニョ現象への対応と、ラニーニャ現象への備え

エル・ニーニョ現象により引き起こされた干ばつは、アフリカ東部と南部、
インドネシア、パプアニューギニア、ベトナムに大きな被害をもたらし、
またエル・ニーニョ現象に付随して発生したと見られる嵐はフィジーとその周辺国を襲いました。

アフリカ南部では、農村部で数百万人が、2018年までの長期にわたり
人道支援に頼らざるを得なくなる最悪の事態を避けるためには、
2016年~2017年にかけての植え付け期が始まる前の3ヶ月間に、農業資源の配給など、
充分な支援を行うことが必要であると認識されました。

国連WFPの対応策

国連WFPは、エルニーニョの影響を受けた地域への支援活動を急速に拡大させています。
食糧不足の地域には食糧を配り、市場が機能している地域には、
食糧を買うための現金を提供しています。
エチオピアでは、760万人以上に食糧を配給し、
20万人以上に対し現金による食糧支援を行っています。
スワジランドでは、緊急に食糧を配給し、レソトでは現金による食糧支援を始めました。
更に、食糧の備蓄が底を突く季節に備えて、マラウイでは食糧支援プログラムを拡大し、
11月までに500万人以上に支援を行う予定です。
パプア・ニューギニアでは、26万人以上に対し食糧支援を行っています。

また、災害などへの対応力を向上させるための取り組みも行われています。
例えば、ジンバブエでは小規模農家に対し、干ばつに強い穀物の栽培などの農業訓練を提供しています。
また、エル・ニーニョ現象による被害を受けたエチオピア・マラウイ・セネガルの農家に対しては、
保険料の支払いが行われました。
国連WFPは、災害対応の費用を抑えるために作られた保険制度である
アフリカ・リスク・キャパシティ(ARC)とも連携し、対応にあたっています。
(2016/07/11-14:30)

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
◎ 英外相起用のジョンソン氏、過去に国際上の問題発言連発 (2016.7.15、CNN)
http://www.cnn.co.jp/world/35085959.html
(CNN) 英外相に就任したボリス・ジョンソン前ロンドン市長は、
外国との関係において数々の物議をかもしてきた人物だ。
東京で10歳の子どもを突き飛ばしたかと思えば、
今年5月にはトルコのエルドアン大統領がヤギとセックスしたという詩を作って賞を取った。

2002年には新聞に寄稿したコラムで当時のブレア首相のコンゴ民主共和国訪問に触れ、
あたかもコンゴの人々が未開民族であるかのような表現をして謝罪を余儀なくされた。
だが06年にはパプアニューギニアの人々について「カニバリズム(食人風習)と酋長殺し」
の傾向があるなどと書いている。
ロシアのプーチン大統領については映画「ハリー・ポッター」に出てくる
「屋敷しもべ妖精」のドビーに似ているくせに「情け容赦なく、人を背後で操る圧制者」だと書いた。
この10年間の米国の大物政治家も、オバマ大統領をはじめほとんど全員が侮辱の対象になっている。
例えばクリントン前国務長官は「精神科病院に勤務するサディスティックな看護師」といった具合だ。
08年の北京五輪では「卓球はイングランドのダイニングテーブルの上で発明された」と言って
中国の外交官らをむっとさせた。
また閉会式では上着のボタンを開けたまま、片手をポケットに突っ込んでステージに立って
中国のコメンテーターの不興を買った。
15年に訪日した際は、ストリートラグビーのイベントに参加して話題を提供。
試合の中で10歳の男の子とまともにぶつかり、2人でグラウンドに倒れ込んで見せた。
「たまたま10歳の少年を倒してしまったが、運の悪いことにテレビに映ってしまった」と、
ジョンソン氏は述べた。
「でも彼はすぐに立ち上がり、気にするそぶりも見せず笑顔になった」
ジョンソン氏の政治家としてのキャリアにも通じるところがありそうだ。

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
◎ ラワン材、撤去開始/宮古島市 (2016.7.17、宮古毎日)
http://www.miyakomainichi.com/2016/07/90823/

宮古島各地の海岸に10~15㍍のラワン材が漂着している問題で、
宮古島市が撤去作業を始めている。
台風1号接近前に荷主が所有権を放棄したため。これまでに大小8本を撤去した。
今後の課題としては撤去費用の確保が挙げられる。県も作業に着手している。

漂着したラワン材は、パプアニューギニアから中国に向けて航行していた材木運搬船が
沈没して流出したもの。
流出した本数は推定560本。沈没した船の船倉には約1000本残っているとされる。

ラワン材は先島諸島の海岸に流れ着いており、
宮古島には今年3月の確認時点で24本が漂着した。

 荷主は当初、ラワン材を回収する意向を示していたが、
今月初旬に発生した台風1号が先島諸島に接近する前に所有権を放棄。
これを受けて市など関係機関が撤去作業を開始した。
台風接近による高波で、船や水産物養殖施設を損壊する恐れがある
漁港周辺のラワン材を中心に撤去した。

 クレーンなどの重機を使用して撤去したラワン材は高野漁港内に搬送。
これまでに狩俣で6本、島尻、高野で1本ずつ撤去した。

 関係機関は引き続き撤去作業を進める。
ただ、4月以降、新たに漂着したラワン材もあり、撤去費用の工面が課題になる。

 宮古島への漂着ラワン材は累計30本以上に及んでいるものとみられる。
1週間前には南海岸の下地地区内のビーチで確認され、
3日前には保良漁港内に流れ着いて漁師を驚かせた。

 今後も新たなラワン材が漂着する可能性は否定できない。
関係機関は状況を見ながら対応する方針だ。

 今年3~4月に漂着ラワン材を調査した防衛大名誉教授で工学博士の山口晴幸さんは、
ラワン材の海岸放置が長期化すれば「海岸の自然環境や、
船舶の安全航行に悪影響を及ぼすことが懸念される」とする所感をを本紙に寄せた。

 ウミガメの産卵への影響について言及し、「大木がウミガメ上陸の障害や、
孵化した稚ガメの障壁になりかねない」と指摘。
台風接近による高潮・高波の襲来も懸念材料に挙げ、
「ラワン材の大木移動は、海際の海浜林やマングローブ林のなぎ倒しを引き起こし、
折損や損傷のダメージを与えて樹木を弱体化させる」との見解を示している。

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★