メルマガ・広報誌

vol.160(7月31日)

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◎ 中嶋大使のミルンベイ州アロタウを訪問 (2018.7.23、在PNG日本国大使館)
http://www.png.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000095.html
7月20日~22日,中嶋大使は,ミルンベイ州アロタウを訪問し,
日本のODAによる「アロタウ市場及び水産設備改修計画」を進めるための準備として
PNG政府が独自予算で建設した民間(インフォーマル)市場及び
仮説(テンポラリー)市場の完成式にチャールズ・エイベル副首相等と共に出席しました。
また,アロタウ総合病院やアロタウ小学校におけるJOCVの活動状況を視察しました。

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◎ パプアニューギニアでM6 津波の可能性は?3月にはM7あいつぐ
 (2018.7.20、ハザードマップ) 
 https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/5/25719.html

  米地質調査所(USGS)によると、日本時間20日午前3時半ごろ、
パプアニューギニア東部のニューブリテン島沖を震源とする
マグニチュード(M)6.0の地震が発生した。

 震源地は、ニューブリテン島カンドリアンの西方沖94キロで、
震源の深さは31キロ。沿岸周辺で弱い揺れが観測されたが、
この地震による津波の心配はないという。

 パプアニューギニアやインドネシア周辺では、
19日夜にもジャワ島の南方沖を震源するM5.8の地震が起きたばかり。
 この周辺は、オーストラリアプレートと太平洋プレートがぶつかりあう境界にあたる
世界でも最も地震活動が活発なエリアで、パプアニューギニア本土では今年2月に
M7.6、ニューブリテン島では3月にM7クラスが立て続けに発生している。


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◎Abel wants PNG to make the most of tuna stock(2018.7.24、National) 
https://www.thenational.com.pg/abel-wants-png-to-make-the-most-of-tuna-stock/

DEPUTY Prime Minister Charles Abel says the Government wants to see more revenue
from fishing because the country owns 15 per cent of the world's tuna fishery.

The Alotau MP said during the opening of the National Fisheries Authority-funded
K5.1 million temporary and informal market at Alotau on Saturday
that the country should be benefitting more from fisheries.

"Papua New Guinea owns 15 per cent of the world's tuna.
We want to see more benefits from that industry," he said.

"We need to see more revenue, more foreign exchange,
 because billions are taken out of our waters.
We need to focus on getting the benefit from industries such as fisheries and forestry.

"We need to create more jobs,
we need to build more markets throughout the country."
He thanked the Japanese government for the partnership.

Minister for Fisheries and Marine Resources Patrick Basa commended
the role the NFA was playing in managing fisheries and marine resources
and developing alliances with development partners.

Meanwhile, the Japanese government will build a K33 million town market
and fisheries facilities in Alotau.
Basa said an agreement for that project would be signed in Japan on August 10.

"The temporary and informal market (opened last Saturday) will make way
for the construction of the main project.
 We remain committed to delivering this project within 16 to 18 months," Basa said.

Abel said the main market would include refrigerator facilities and a jetty.
Japanese Ambassador Satoshi Nakajima said Japan welcomed working the NFA
to promote fisheries in PNG through the market rehabilitation project
and other fishery-related projects.

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◎ パプアLNG、中石油と年45万トン供給契約 
(2018.7.26、アジア経済ニュース)https://www.nna.jp/news/show/1792376
 米石油大手エクソンモービルがオペレーターを務める、
パプアニューギニア液化天然ガス(LNG)プロジェクト(PNGLNG)が、
中国石油天然ガス(中石油、ペトロチャイナ)にLNGを供給する。
年45万トン、3年間に計135万トンを提供することで合意した。


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◎ 海外医療通信 2018年6月号【東京医科大学病院 渡航者医療センター】 
(2018.7.26、Travel Vision) http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=82571
(3)パプア・ニューギニアでポリオ患者が発生
パプア・ニューギニアで5月にポリオ患者が1名発生しました
(Polio Global Eradication Initiaitive 2018-6-22)。
患者からは1型のポリオウイルスが検出されています。
最近、ポリオの患者数は少なくなっていますが、
今年はアフガニスタンとパキスタンでも患者が確認されいます。
患者が発生している国に滞在する際には、
ポリオワクチンの接種を受けておくことを推奨します。


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◎ 猿だけじゃない!動物たちもみんな、群馬・草津温泉を楽しんでいる
(2018.7.28、TABI LABO)
https://tabi-labo.com/288456/local-gunma-kusatsumachi-kusatsunettaiken
「にっぽんの温泉(観光経済新聞社主催)」ランキングで15年連続1位とか、
ほかにもあらゆるランキングに何かとランクインしている群馬県の草津温泉。
そんな草津温泉を楽しんでいるのは、私たち人間だけではありませんでした。
たとえば、カピバラ、猿、ワニなどの動物たち......とか。

有名な湯畑から歩いて10分ほどの場所にある動物園「草津熱帯圏」には、
温泉地ならではの仕掛けと、壮大なストーリーがありました。

「草津熱帯圏」の開園は昭和45年(1970年)のこと。
当時、志賀草津高原ルートが開通するということで、
草津町の人たちに不安がよぎったんだそうです。
関東から来た人たちが草津に寄らずに長野の方へ行ってしまうかもしれない、と。

そこで、温泉や自然以外の部分で、訪れた人たちが遊べる施設をつくりたいということで
誕生したのが「草津熱帯圏」でした。

そんなこんなで、「日本一の爬虫類公園をつくろう!」と、園長に抜擢されたのが、
現在も園長を務める今井園長でした。
幼い頃からヤギや鳥などを飼いながら育ち、
かつ、「ジャパンスネークセンター」での飼育員経験があるという、
まさに適役だったのです。
「草津熱帯圏」は「日本でもっとも高い場所(海抜1165メートル)にある動物園」
「爬虫類の飼育数が日本一の動物園」「日本で唯一ペット同伴OKの動物園」という
3つの"日本一"をもっているというだけでも十分なのですが、
ぜひ知っておいてほしいのが、今井園長だからこそ実現できた、今では考えられないような衝撃のエピソード。
「エリマキトカゲ」。

一見普通ですが、顔の周りの襟巻を広げて一生懸命二本足で走ったりするトカゲです
(めったにその姿は見せません)。

このエリマキトカゲ、今でこそ認知されていますが、
はじめて日本人の前にちゃんと姿を現したのは、昭和59年(1984年)のことでした。
三菱のミラージュという車のCMに出たことで、それはそれはブームになったんだそうです。
とはいっても、ピンとこない人も多いかと思いますが(私もそのひとり)、
本当にもう、一世を風靡するレベルだったんだそうです。
私は爬虫類がそんなに得意じゃないので、たぶん実際に走って来られたら泣きますが、
はたから見る分には、確かに愛くるしい姿です。
しかもトカゲが二本足で走るなんて概念がなかった時代、
一大ブームを巻き起こしたのはなんとなく理解できました。

でも当時、エリマキトカゲは日本には存在せず、映像のなかだけの生き物......。

そこで、今井園長自ら、
パプアニューギニアに捕まえに行ったというんです。
もともと、捕獲ではなく譲り受ける予定でパプアニューギニアに渡った今井園長。
ところが、約束していた場所で飼育されていたエリマキトカゲが死んでしまっていたんだそうです。
で、パプアニューギニア政府に言われたことが
「もし捕まえられたら、輸出許可証を出すので持って帰ってもいいですよ」というものでした。

......ということで、捕まえるしかない!と。
週刊少年マガジンとか週刊少年サンデーとか、三菱ミラージュのポスターとか、
あらゆるエリマキトカゲの写真を持ち込み、
(本当は帰りに香港で豪遊するために持っていっていたお小遣いを全部つぎ込んで)
飛行機をチャーターし、いざ捕獲場所へ。
「現地で持ってきたグラビアをとり出して『you know?』って聞くんだけど、
みんな『no』って言うんですね。
ずーっと聞いてまわっても、誰も知らなくて、諦めようとしていたら、
10人くらいの子どもたちが、弓矢とか槍なんかを持ってやってきたんですよ。
ジャングルに狩り旅行に行って帰って来たばっかりだって言うから、
すかさず『you know?』って聞きました。
そしたら『oh! This is a バンガー!』『plenty!plenty!』って言ったんです。
地域ではエリマキトカゲのことをバンガーって呼んでいて。
なので、子どもたちと一緒に捕獲場所まで移動して3〜4時間歩き回りました」
結局1日目は捕獲できず、2日目へ。

「朝は6時に起きて、もう一度捕獲場所へ行きました。
子どもたち10人と私とで10メートルおきに並んで歩き始めます。
エリマキトカゲの習性上、太陽が出てこないとダメなんですけど、
2時間半くらい経ったときに、1人が『バンガー!!』って叫んだんですよ。
30メートルくらい先にある5メートルほどの木の上にいるって言うんです。
そんなこんなで、その日のうちに2頭捕まえることができました。5〜6時間くらいかかりましたかね」
3日目にもう1頭捕まえて、無事輸出許可証がおり、
3頭のエリマキトカゲとともに帰国した今井園長。
帰国した足でそのままテレビに出演し、
しばらくメディアに引っ張りだこだったんだとか。

とにかく行動力がすごいです!
現在はパプアニューギニアからきたエリマキトカゲの三代目子孫が、
熱帯大ドームという施設の中にいるのですが、この施設がまた、おもしろいんです。

さすが、温泉街にある動物園という感じなのですが、
施設の一部に温泉熱が使われているんです。
使用箇所は、熱帯大ドームの一部分と猿山の露天風呂。
比率では温泉熱よりも燃料を使うことのほうが圧倒的に多いそうなのですが、
温泉地ならではの事実にただただ感動しました。
ドーム内は熱帯のジャングルが再現してあり、
動物たちが暮らしやすいように一定の室温に保たれていました。
天井の高さは15メートルもあり、ちょっと不思議な3階建てのような構造です。

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