vol.285（3月1日）

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
◎　Japanese　Studies For UPNG Students ( 2022.2.24、　Loop PNG )
https://www.looppng.com/png-news/japanese-studies-upng-students-110148
 Japan International Cooperation Agency (JICA) recently introduced the JICA Chair
to expand opportunities for Japanese development studies in...

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
◎　米中「ソロモン外交戦」＝坂東賢治　（2022.2.24、毎日）
https://mainichi.jp/articles/20220224/ddm/002/070/037000c

　南太平洋のソロモン諸島は第二次大戦中に日本軍と米軍が激戦を繰り広げた。
ガダルカナル島では多くの日本兵が餓死し、「餓島の戦い」とも呼ばれた。
この国が米中の綱引きの場になっている。

　昨年11月に親中派とされるソガバレ首相に不満を持つ住民が暴動を起こした。
現政権は中国と治安維持協力で合意し、今年1月に盾や警棒など警察用の物資とともに中国の警察顧問団が派遣された。

　これに対し、ブリンケン米国務長官は11日にオーストラリアで開いた日米豪印4カ国（クアッド）の外相会合後、
米国務長官としては37年ぶりにやはり南太平洋の島国であるフィジーを訪問した。

　ブリンケン氏は「フィジーとすべての太平洋島しょ国はインド太平洋地域の重要な一部である」
と連携を強化する考えを強調し、ソロモン諸島に29年ぶりに大使館を開設する方針を明らかにした。

　ソロモン諸島は2019年に台湾と断交し、中国と外交関係を結んだ。
ソガバレ氏を批判する勢力には親台湾派が多く、中台外交戦の最前線にもなっている。

　ブリンケン氏の歴訪に合わせて発表されたバイデン米政権の「インド太平洋戦略」も、日豪や台湾、東南アジアに加え、
太平洋の島しょ国家を気候変動や安全保障での協力パートナーと位置づけた。

　米国の動きも意識したのではないか。中国が安全保障面でのプレゼンス拡大を示すような動きに出た。
18日に最新鋭の輸送機「運20（Y20）」でソロモン諸島の首都ホニアラにコロナ対策の医療支援物資を運んだのだ。
「運20」は中国空軍が16年に運用を始めた最大の輸送機。最大航続距離は7500キロで南太平洋にも直行できる。

　中国は小笠原諸島からグアム、パプアニューギニアを結ぶ「第2列島線」の内側を
海空軍の作戦範囲とする目標を掲げているとされるが、ソロモン諸島はその外側にある。
15日には海底火山の噴火で被害を受けたトンガへの救援物資を積んだ中国海軍の艦隊がトンガのヌクアロファ港に到着した。
中国からは1万キロも離れ、ソロモン諸島よりさらに遠い場所だ。
　習近平国家主席はオバマ、トランプ両大統領との会談で「太平洋は十分広い。
中米両国を受け入れられる」と発言し「太平洋分割案か」と物議を醸した。
　米英豪3カ国による安全保障の新たな枠組み「AUKUS（オーカス）」も中国の太平洋進出をにらんだ動きだろうが、
米英はウクライナ危機で動きづらい状況になりつつある。大海原に着々と布石を打つ中国に対抗できるのか。（専門編集委員）

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
◎　李克強氏、パプア首相とビデオ会見 （2022.2.26、中華人民共和国駐日本国大使館）　
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/jzzg/202202/t20220225_10645568.htm

　北京５日発新華社電によると、中国の李克強首相は同日午後、
北京の釣魚台国賓館でパプアニューギニア（ＰＮＧ）のマラぺ首相とビデオ方式で会見した。

　李氏は次のように述べた。ＰＮＧは南太平洋地域における中国の重要な協力パートナーだ。
２０１８年、習近平主席はＰＮＧを成功裏に訪問し、両国関係の発展を力強く促した。
中国は政治面の相互信頼を増進し、互恵協力を広げ、人文交流を拡大し、
両国の全面戦略パートナー関係が新たな発展を収めるよう促すことを願っている。

　李氏は次のように指摘した。両国は経済面で補完性が強い。
インフラ建設、エネルギー資源、農林漁業などの分野の協力を拡大したい。
良質の漁業製品がより多く中国市場に参入することを歓迎する。
双方が自由貿易協定（ＦＴＡ）の合同実行可能性調査（ＦＳ）を加速するよう希望する。

中国は引き続き感染症対策を支援する。
国際・地域問題でＰＮＧとの意思疎通と協調を増進し、発展途上国の共通の利益を守ることを願っている。

　マラぺ氏は次のように述べた。北京冬季五輪の開会式は国際団結の精神を十分示した。
中国との関係には長い歴史がある。新型コロナ対策に対する中国の大きな支援に感謝する。

ＰＮＧは一つの中国の原則を堅持し、中国の国家主権維持を断固支持する。

中国との政治交流を強化し、漁業、農林、石油・天然ガスなどの分野の協力を深めることを願っている。
中国企業の投資・事業を歓迎する。
　会見後、双方は両国の共同声明を発表し、多くの２国間協力文書に調印した。

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
◎　Caritas Primary Opens New Classroom | Loop PNG
(2022.2.26、　Loop PNG） https://www.looppng.com/png-news/caritas-primary-opens-new-classroom-110185
Japan's Ambassador to PNG H.E Nobuyuki Watanabe witnessed
the occasion among other guests. Ambassador Watanabe, who has only been in the country for 3 ...

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
　Japanese Grant To Uplift Tokua Airport (2022.2.28, Loop PNG
https://www.looppng.com/png-news/japanese-grant-uplift-tokua-airport-110223

Minister for Foreign Affairs and International Trade, Soroi Eoe and the Japanese Ambassador to PNG.

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
　新型コロナウイルスに関する注意喚起（第144報）　
（2022．2.23、　在PNG日本国大使館）　https://www.png.emb-japan.go.jp/files/100305440.pdf
  パプアニューギニアにお住まいの皆様及び渡航中又は渡航予定の皆様へ
●ＰＮＧ当局の発表によれば、2 月 14 日（月）～2 月 20 日（日）の間に確認された新たな国内 感染者数は
合計 1,625 名でした。感染者数が再び急拡大しておりますので、感染予防の徹底 をお願いします。
●2 月 20 日現在の累計感染者数：40,296 名（＋1,625 名）
●2 月 20 日現在の累計死者数：636 名(+26 名)
●2 月 20 日現在の各州感染者数内訳
ＮＣＤ：11,324 名（＋455 名）、セントラル州：1,180 名（＋248 名）、ガルフ州：572 名（＋2 名）、
ウェスタン州：3,728 名（＋27 名）、ミルンベイ州：1,393 名（＋86 名）、ノーザン（オロ）州：555 名 （＋22名）、
モロベ州：2,534名（＋25名）、マダン州：1,366名（＋89名）、東セピック州：704名、 西セピック州：852 名（＋26 名）、
東ハイランド州：2,354 名（＋135 名）、チンブ州：1,061 名（＋3 名）、ジワカ州：494 名(＋67 名）、
西ハイランド州：2,953 名（＋201 名）、南ハイランド州：1,172 名（＋121 名）、エンガ州：1,097 名（＋27 名）、
ヘラ州：883 名（＋86 名）、マヌス州：654 名(＋7 名）、東ニューブリテン州：2,289 名（＋4 名）、
西ニューブリテン州：1,239 名（＋1 名）、ニューア イルランド州：915 名（-2 名)、ブーゲンビル自治州：977 名（＋10 名）
※（ ）内は 2 月 13 日時点との比較。

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
◎　故マイケル・ソマレ元首相を偲ぶ会開催に伴う注意喚起　
（2022.2.25、在PNG日本国大使館） https://www.png.emb-japan.go.jp/files/100306861.pdf
  パプアニューギニアにお住まいの皆様及び渡航中又は渡航予定の皆様へ

明日 26 日（土）午後 5 時 30 分～午後 9 時の間、
Sir Hubert Murray Stadium（ポートモレス ビーヨットクラブ前のスタジアム）において、
故マイケル・ソマレ元首相を偲ぶ会（the Candlelight Vigil）が開催される予定です。

イベント開催の時間帯は会場周辺が大変混雑する ことが予想されるため、
治安の問題や新型コロナウイルスへの感染が懸念されます。
 なお、当日は会場周辺の道路は午後 5 時～午後 9 時の間、交通規制が敷かれるとのこ とですので
、同時間帯に会場周辺を通行される方はご注意ください。

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
◎　令和3年度無償資金協力「経済社会開発計画」
（トクア空港維持管理用機材及び水力発電機材の供与）の署名について （2022.2.28、　在PNG日本国大使館）
https://www.png.emb-japan.go.jp/itpr_ja/signing_20220225.html

　2月25日、渡邊大使とエオエPNG外務国際貿易大臣の間で、無償資金協力「経済社会開発計画」2件の書簡の交換が行われました。
1件目は、トクア空港の維持管理用機材の供与（3億円）についてであり、供与機材の一部は同空港周辺の道路整備にも使用されます。
　日本は交通インフラ整備をPNGの発展のための最も重要な分野の一つであると考えており、この分野での継続的な協力を進めます。

　2件目は、ポートモレスビーにあるRouna3水力発電所の改修に必要な発電機等を供与（5.1億円）するものです。
今回の改修によりポートモレスビーの電力供給が改善されます。

★★・‥...―━━━―...‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★

／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／