vol.318(1月31日)
★★・‥…―━━━―…‥・・‥…―━―…‥・・‥…―━━━―…‥・★★パプアニューギニアってどんな国?」2分で学ぶ国際社会(2023.1.19、Yahoo)
https://news.yahoo.co.jp/articles/65243bb5470f19d0d46ebf4581601eda5c36d857
ニュースで見聞きした国、W杯やオリンピックの出場国、
ガイドブックで目にとまった国――名前だけは知っていても「どんな国なのか?」とイメージすることは意外と難しい。
『読むだけで世界地図が頭に入る本』(井田仁康・編著)は、世界地図を約30の地域に分け、
地図を眺めながら世界212の国と地域を俯瞰する。
各地域の特徴や国どうしの関係をコンパクトに学べて、
大人なら知っておきたい世界の重要問題をスッキリ理解することができる画期的な1冊だ。
この連載では、本書から一部を抜粋しながら、毎日1ヵ国ずつ世界の国を紹介する。
● パプアニューギニアってどんな国?
パプアニューギニア独立国は、太平洋南部に浮かぶニューギニア島の東半分と
ビスマーク諸島など大小1万以上の島々から成る国です。オセアニアのメラネシアに分類されます。
ニューギニア島は、グリーンランドに次ぐ世界第2位の面積を持つ島です。
1828年にニューギニア島の西半分をオランダが併合し、1884年にはドイツがニューギニア島の北東部を、
イギリスが南東部を保護領としました。
その後ニューギニアは、国際連盟(第二次世界大戦後は国際連合)によりオーストラリアの委任統治領となり、
1963年に西半分はインドネシアに編入され、東半分は1975年に独立しました。
国土の大部分は熱帯気候で、ニューギニア島南部のパプア湾に面したガルフ州では年間降水量が8000mmに到達します。
一方、そこから海岸沿いを南東に進んだ首都ポートモレスビーでは、年間降水量が1000mm程度と少なくなります。
内陸部は高山地帯で、標高4500mに達するウィルヘルム山を有するビスマーク山脈が東西に走ります。
英語などが公用語ですが、800以上の民族言語があるとされています。
バニラビーンズ、タロイモ、ココナッツ、パーム油の生産量が多く、
天然ガスや石油、金鉱、銅鉱といった地下資源を産出します。
旧宗主国オーストラリアが輸出入額ともトップの貿易相手です。
オーストラリアとの対等関係、国境を接するインドネシアとの友好関係、
PIF(太平洋諸島フォーラム)での中心的な立場が外交の機軸です。
パプアニューギニア独立国 面積:46.3万km2 首都:ポートモレスビー 人口:740.0万 通貨:キナ
言語:トクシピン語(ピジン英語・公用語)、英語(公用語)、モトゥ語(公用語)
宗教:プロテスタント64.3%、カトリック26%
隣接:インドネシア (注)『2022 データブックオブ・ザ・ワールド』(二宮書店)、
CIA The World Factbook(2022年2月時点)を参照
(本稿は、『読むだけで世界地図が頭に入る本』から抜粋・編集したものです。)
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◎ Experts to assess potential special economic zones, says minister(2023.1.20、National)
https://www.thenational.com.pg/experts-to-assess-potential-special-economic-zones-says-minister/
INTERNATIONAL Trade and Investment Minister Richard Maru has announced that
experts from the Japanese Development Institute will return next month
to continue their assessments on sites for special economic zones (SEZs) in the country.
“The Japanese Development Institute will return to the country early next month
and they will visit five provinces including Western, Manus, Madang, East New Britain and Morobe,” he said.
“This study will complete a high level assessment on which areas are viable and suitable
to create a special economic zone and the study will also rank the areas in terms of which
ones will be given the highest priority.”
He explained that factors such as whether there was state land available in these areas,
the presence or potential for a market or the availability of potential investors,
would determine order of rank and prioritise projects because not all SEZ will be catered to at once.
“It will take some time and resources but I can confirm to Parliament and the Pomio MP (Elias Kapavore)
that the team will be visiting the district in February.
You will be contacted to work together to make the travel arrangements
for the team to visit your area,” Maru said.
“The PNG Strategic Development Plan 2030 identifies 10 economic corridors in the country,
one of which is the south coast economic corridor,
covering over 500km of coastline from Rabaul to Pomio and Kandrian-Gloucester,” Kapavore said.
“This is where the bulk of agricultural commodities are coming from to Kokopo.
Our people are generally hard working and committed to supporting the Government’s agenda
on economic empowerment and downstream processing.”
Kapavore said funding was used to upgrade roads and bridges, start arrangements
with coffee, poultry, rice, cocoa, fisheries, tourism programmes among others, to be implemented soon.
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JICAの研修で公衆衛生担当者 マラリア克服の歴史学ぶ(2023.1.27、NHK オンライン)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20230127/5090021744.html
アジアや太平洋の島しょ国で、感染症対策や公衆衛生の業務に携わる人材が石垣島を訪れ、
八重山地方がマラリアを克服した歴史について学びました。
JICA=国際協力機構の研修の一環で石垣島を訪れたのは、
アジアや太平洋の島しょ国で公衆衛生分野を担当している9人です。
参加者たちは、27日、石垣島北部の伊野田地区に建てられた「ゼロマラリア達成の碑」を訪れたあと、
公民館で研究者や実際にマラリアに感染した経験のある住民から話を聞き、
八重山地方がマラリアを克服した歴史について理解を深めました。
そして、消毒や防疫など蚊やマラリアが発生しないような予防活動を継続することや、
地域を巻き込んで取り組みを進めることの重要性について学びました。
パプアニューギニアから参加した男性は「限られた小さな地域での成功例を聞いてすばらしいと思いました。
リーダーシップだけでなく、お互いに信頼しあって協力し、立ち向かっていくことが大切だと思いました」と話していました。
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「メラネシアってどんな地域?」2分で学ぶ国際社会
(2023.1.30、Diamond online)https://diamond.jp/articles/-/316157
メラネシアってどんな地域?
メラネシアはオーストラリアの北東部、ほぼ180度の経線より西、ほぼ赤道より南の太平洋の地域を指します。
パプアニューギニア、フィジー、ソロモン諸島、バヌアツといった国のほか、
フランス領のニューカレドニアがメラネシアに分類されます。
メラネシアという用語は「黒い島々」を意味します。ポリネシア、
ミクロネシアとともに19世紀半ばにフランスの航海者が使い始めたとされ、
住民の肌の色に由来するといわれています。
ただし、島々が交流したことにより肌の色にも多様性があることが指摘されています。
環太平洋造山帯に位置するため、火山島の大きな島が比較的多く、標高の高い山が見られる島もあります。
鉱物資源に恵まれ、ニューカレドニアは世界的なニッケルの生産地です。
気候帯としては熱帯に属しますが、メラネシア西部のニューギニア島の高地は温帯です。
ニューギニアの東半分はパプアニューギニアでオセアニアですが、西半分はインドネシアなのでアジアに属します。
しかし、ニューギニア島の文化や先住民の暮らしは東と西で分けられるわけではないので、
ニューギニア島はメラネシアとすることが多いです。
1970年代はじめに発足した太平洋諸島フォーラム(PIF、2000年に南太平洋フォーラムから改称)は、
太平洋諸国・地域の政治・経済・安全保障など域内共通関心事の討議を行います。
太平洋諸島フォーラムの本部は、メラネシアのフィジーの首都スバに置かれています。
伝統的な相互扶助の社会
メラネシアには、ヤムイモ、タロイモといった根菜を主要作物とする農耕文化が根付いています。
この根栽農耕文化を背景に相互扶助の社会組織が発展し、
ワントークといわれる同一言語集団の成員による相互扶助に基づいた社会規範が存在します。
また、数百人から成る集団を組織し、ビッグマンといわれる首長が統括していることもメラネシアの特徴とされます。
(本稿は、『読むだけで世界地図が頭に入る本』から抜粋・編集したものです。)
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◎ 渡邊大使のオロ漁業センター改修事業開始記念式典への出席改修事業開始記念式典への出席
(2023.1.27、在PNG日本国大使館)
https://www.png.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000251.html
令和5年1月24日、渡邊信之大使は、オロ州(ノーザン州)オロ湾にあるオロ漁業センターを訪問し、
PNG漁業公社(NFA)と日本の海外漁業協力財団(OFCF)が協力して行う同センター改修事業開始式典に出席しました。
OFCFは同センターに冷蔵庫や製氷機、ピックアップトラック等の供与を予定している他、
OFCFの専門家による水産加工の技術協力を行う予定です。
オロ州において日本で培われた技術や経験が活かされることが期待されます。
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