vol.379(8月30日)
★★・‥…―━━━―…‥・・‥…―━―…‥・・‥…―━━━―…‥・★★パプアニューギニア向け技術協力プロジェクト討議議事録の
署名:公共投資管理プロジェクト(2024.8.16、JICA PNG事務所)
https://www.jica.go.jp/overseas/png/information/press/2024/1548733_52907.html
国際協力機構(JICA)は、8月16日、パプアニューギニア独立国政府との間で、
技術協力プロジェクト「公共投資管理プロジェクト」に関する討議議事録
(Record of Discussions: R/D)に署名しました。
パプアニューギニア「ビジョン2050」では、2050年までに人間開発指数で上位50カ国に入ることを目指しており、
「開発戦略計画(2010-2030年)」では、2030年までに中所得国になることを目標に掲げています。
これらを実現させるため、パプアニューギニア政府は2023年7月、
「第4次中期開発計画(2023-2027年)」を策定しました。
このような中長期的な政府ビジョン・開発計画の達成には、効率的な公共投資管理が不可欠であり、
公共投資プログラムの下、開発戦略の重点課題に沿った形で公共事業が形成・審査・選択・予算化され、
モニタリング評価されることが重要です。
このような状況のもと、国家計画モニタリング省の要請に基づき、JICAは、
「大洋州地域(ソロモン・パプアニューギニア)公共投資/公共投資管理」
(2022年3月~2024年3月)の実施を通じて、公共投資プログラム管理強化のための支援を行ってきました。
これを踏まえ、同省は、さらなる事業申請、審査、選択プロセスの強化、
公共事業と開発計画、予算枠組との連携の促進、事業モニタリング体制の改善などを通じて、
公共投資プログラム管理の効率性の向上を目指した「公共投資管理プロジェクト」を我が国に要請し、
今般討議議事録の署名を行いました。
●案件基礎情報
国名:パプアニューギニア独立国
案件名:公共投資管理プロジェクト
実施予定期間:24か月
実施機関:国家計画・モニタリング省(DNPM)
事業内容:以下の実現に向け、専門家の派遣や研修の実施等を行う。
【プロジェクト目標】
DNPM及びパイロット省庁において、公共投資プログラム管理ガイドラインに基づいた
事業選定及びモニタリングが行われることによって、プロジェクト当初予算と執行状況のトラッキングが可能になる。
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◎ 「音楽で鼓舞し、われわれも戦った」 連合艦隊「武蔵」の軍楽員、
戻らぬ山本五十六長官/記憶をつむぐー戦後79~80年㊦(2024.8.20、産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20240820-6ZFOBV7PZ5JZRCW4MWPN3VQTZQ/
「おかしいなあ…」
昭和18年4月、西太平洋・トラック諸島(現ミクロネシア連邦チューク諸島)に停泊中の連合艦隊旗艦「武蔵」で、
海軍軍楽員だった種村二良(じろう)は、桜と碇(いかり)のマークが刻まれたアルトホルンを手に、首をかしげていた。
前線視察に向かった連合艦隊司令長官、山本五十六の帰還を今か今かと待つ最中。
行進曲を奏でて長官を出迎えるのは軍楽員の重要な任務の一つだ。
事前に帰還予定時間が知らされていたにもかかわらず、山本も、同行した幹部らも戻ってこなかった。
4月18日、山本の搭乗機はブーゲンビル島(パプアニューギニア)上空で、
暗号を解読して待ち受けていた米軍機に撃墜された。約1カ月後の5月21日、
大本営が発表するまで、山本の死は極秘とされ、国民にも伏せられていた。
発表の少し前、「武蔵」艦内の長官公室前の通路に線香のにおいが漂っていた。
「ああ、長官は亡くなったんだなと。あのときが一番ショックでした」。
99歳になった今も鮮やかに記憶がよみがえる。まだ18歳だった少年軍楽員にとって、山本は雲の上の存在だ。
17年12月に連合艦隊司令部付として配属されてから、山本が在艦している際の昼食時には、
軍楽隊の一員として「昼奏楽」を行った。
上甲板で楽器を持って待機し、開いているハッチを通じて軍楽隊長が食堂内の山本の様子を確認。
スプーンや箸を上げようとする瞬間に従兵長が合図を送り、隊長がタクトを振り上げる。
「『軍艦行進曲』や円舞曲など3、4曲を30分くらい演奏しましたね」。軍楽員にとって華やかな任務の一つだった。
暗号員としての役割も
東京・日比谷公園で軍楽隊の演奏を聞いたことをきっかけに、16年1月に海軍軍楽隊を受験。
5月、16歳で横須賀海兵団に入団した。「学校で吹奏楽をやっていたし、何より音楽が好きだった。
制服姿にも憧れましたね」。午前中に軍楽の練習、午後は手旗信号、カッター漕(こ)ぎなどの訓練を行った。
16年12月8日の対米英開戦を経て、17年12月、連合艦隊司令部付となり、
トラック諸島に停泊中だった当時の旗艦「大和」に乗艦した。毎日の昼奏楽に加え、
朝夕の軍艦旗の掲揚・降納時の国歌演奏に携わる。任務はそれだけではない。
戦闘配置では通信科の暗号員としての役割があり、数日おきに午後から夜中まで交代で勤務した。
電文を読んではならないときつく命令されていた。
「でもね、ケースから取り出してしわを伸ばすときに文字が見える。口にはしませんが、
18年ごろから、負け戦なんじゃないかと思い始めましたね」
事実、日本は劣勢に立たされていく。19年5月に旗艦は「武蔵」から軽巡洋艦「大淀」にかわった。
軍楽隊の勤務も巨大だった「大和」や「武蔵」のようにはいかず、演奏機会はめっきり減った。その後地上勤務となり、
同年10月のレイテ沖海戦で「武蔵」が撃沈されたことを知った。
沈没地点、演奏で慰霊
「いろんな思い出があって、『あいつはどうしただろう』と今でも時々、当時のことをふと思い出しますね」
平成27年3月、米深海調査チームによって水深千メートルに眠る「武蔵」が発見された。
翌4月、沈没地点で営まれた洋上慰霊祭にトランペットを携えて参列。軍楽員時代や戦後、
靖国神社の参拝時に欠かさず吹いた「国の鎮め」を演奏した。
「この下に沈んでいるのかと懐かしさもありました。
日本が繁栄して私が長生きさせてもらったのも亡くなった人たちのおかげです」
戦後はトランペットを手に米軍キャンプを回ったほか、
「エノケン」の愛称で人気だった榎本健一、ブギの女王・笠置シヅ子とも舞台に立った。
その後は音楽とは関係ない仕事に就いたが、長女夫婦と暮らす埼玉県の自宅で往時を振り返るとき、
自然と手や口がリズムを刻む。
「軍楽隊は特別な存在だった。音楽によって鼓舞することで、
われわれも戦っていたんです」(敬称略)=終わり
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◎ ON THIS DAY IN OUR HISTORY: Japan-PNG gas connection (2024.8.21、Post Courier)
https://www.postcourier.com.pg/on-this-day-in-our-history-japan-png-gas-connection/
THE Government is expected to sign a letter of intent with a major Japanese investor
for the PNG Gas project this week.
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◎ MORE ASSISTANCE FOR MULITAKA (2024.8.21、EMTV Online)
https://emtv.com.pg/more-assistance-for-mulitaka/
... Japan Anna Abal (centre) witnessed by PNG Ambassador to Japan,
Former Deputy Prime Minister and Wabag Open MP Sam Abal in Japan, Tokyo. Picture ...
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◎ Jica, dept sign cooperation agreement (2024.8.22、The National)
https://www.thenational.com.pg/jica-dept-sign-cooperation-agreement/
THE Japan International Cooperation Agency (Jica) signed a record of discussions
with Department of National Planning and Monitoring (DNPM) for a ...
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◎ Japan to fund K27mil projects (2024.8.27、The National)
https://www.thenational.com.pg/japan-to-fund-k27mil-projects/
PAPUA New Guinea and Japan signed an agreement valued at K27 million
for two projects funded by the Japanese government under its social and ...
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◎ NEW FISHERIES VESSEL FOR NFA (2024.8.27、EMTV Online)
https://emtv.com.pg/new-fisheries-vessel-for-nfa/
... Japan. His Excellency Nobuyuki Watanabe said that,
Prime Minister for Japan Fumio Kishida made a commitment to give a fishery research vessel and ...
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◎ オーストラリア、島しょ国の警察能力の向上に400億円(2024.8.28、日経)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM286D20Y4A820C2000000/
【ヌクアロファ(トンガ)=今橋瑠璃華】オーストラリア政府と太平洋島しょ国は28日、
警察協力の拡大で合意した。島しょ国の警察能力の向上に向け、
豪州が今後5年で4億豪ドル(約400億円)を支援する。
安全保障や治安維持で島しょ国との協力を拡大させる中国に対抗する狙いがある。
アルバニージー首相は28日、太平洋諸島フォーラム(PIF)の会合が開かれているトンガの首都ヌクアロファで記者会見し
「(取り組みは)太平洋諸国が互いに支え合うという精神から生まれた」と強調した。
PIFは豪州やニュージーランド(NZ)を含む18カ国・地域で構成する。
新たに合意した「太平洋警察イニシアチブ」では、太平洋に最大4つの警察訓練センターを設置する。
加盟国で緊急事態が発生した際に互いの警察組織から人材を派遣する多国間の協力制度をつくる。
豪州は東部ブリスベンに能力開発や連携強化のハブを立ち上げ、訓練機会を提供する。
島しょ国では警察の人材不足や能力開発が課題だ。
ソロモン諸島では2021年に反政府デモが暴徒化した。
今年はパプアニューギニアや仏領ニューカレドニアで住民による暴動が発生。
違法薬物などの組織犯罪も増えて社会問題になっており、各国で治安維持へのニーズは高い。
取り組みは南太平洋で影響力を強める中国をけん制するものだ。
中国はソロモン諸島やバヌアツなどと安全保障や警察分野で協力を深める。
豪州などは中国による島しょ国の軍事拠点化や中国警察の活動範囲の拡大につながりかねないと警戒する。
豪公共放送ABCによると、バヌアツの首脳は今回の取り組みに慎重な見方を示したという。
バヌアツは大統領官邸の新築などで中国から多額の援助を得ており、
域内で警察協力を広げようとする中国に配慮した可能性がある。
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◎ 太平洋諸島、合同警察活動計画を承認 豪発表 中国けん制か(2024.8.28、JIJI.COM)
https://www.jiji.com/jc/article?k=20240828046377a&g=afp
【ヌクアロファAFP=時事】オーストラリアは28日、
トンガで開催されている太平洋諸島フォーラム首脳会議(サミット)で同日、
地域の警察活動計画が承認されたと発表した。
太平洋地域で警察活動を拡大している中国をけん制する動きとみられている。
(写真は、トンガの首都ヌクアロファのコンベンションセンターの外に掲揚された
太平洋諸島フォーラム首脳会議〈サミット〉参加国の国旗)
フィジー、パラオ、パプアニューギニア、トンガの各国首脳と共に会見に臨んだアンソニー・アルバニージー豪首相は、
サミットでは最大4か所の警察養成所と多国籍の危機対応部隊の設立に合意したと述べた。
太平洋諸島国から集められた約200人の警察官が、必要または要請に応じ、太平洋地域の紛争・災害地域に派遣される。
中国による警察活動は、同国が太平洋地域で影響力を拡大する取り組みの要となりつつある。
現在、ソロモン諸島に警察官を派遣して現地の警察官に射撃や暴動鎮圧術などを指導し、
今年に入ってからはキリバスにも警察顧問団の派遣を開始している。
フォーラムの全参加国は今回の計画をおおむね承認しているが、関与の程度については各国にそれぞれ委ねられる。
中国との関係が強いバヌアツやソロモン諸島は、同計画には中国を排除する意図があるとして懸念を表明している。
ソロモン諸島のコリン・ベック外務次官はAFPに対し、
最終合意に至る前に国内で議論するとの考えを示した。【翻訳編集AFPBBNews】
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◎ 太平洋警察構想、費用は「折半?」 米豪間の会話すっぱ抜かれる(2024.8.29、JIJI.COM)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d813cc617bf2f33ec2bb3df1817ceb669879991
【AFP=時事】トンガで開催中の太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議(サミット)に参加している
アンソニー・アルバニージー(Anthony Albanese)豪首相は29日、
米政府高官との非公式な会話が記者のビデオカメラに捉えられ、釈明を迫られた。
会話は中国の反発を招きかねない内容だった。
首脳会議では28日、約200人規模の多国籍の警察部隊を創設する計画で合意。
費用の2億7100万ドル(約390億円)はオーストラリアが負担する。
一夜明けた29日、アルバニージー氏と米国務省のカート・キャンベル(Kurt Campbell)副長官は
コーヒーを片手に合意を祝った。
キャンベル氏は、米政府も同様の構想を持っていたが、オーストラリアに主導権を譲ったと話すと、
これに対しアルバニージー氏は、「良ければ費用はわが国と折半ということで」と冗談交じりに打診した。
この一連の会話が記者に撮影されていた。
オーストラリアとしては、太平洋諸国で同様の取り組みを進めている中国が、
オーストラリアは米国の言いなりになっているなどと反発してこないよう、
警察部隊創設構想はあくまで太平洋諸国側から出てきた動きだと位置づけようとしてきた。
会話が暴露された後、記者から「内密にすべきことを公言」したことを後悔しているかと問われたのに対し
、アルバニージー氏は「(あの会話から)何かを読み取ろうとしても無駄だ」と述べ、
「今回の構想は太平洋(諸国)主導であり、警察担当閣僚が1年かけて協議してきたものだ」と強調した。
【翻訳編集】 AFPBB News
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