メルマガ・広報誌

vol.394(1月31日)

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 会員の皆さまにご連絡いたしておりますが、その報道、配信内容について、
 特定の考え方などを協会として支持するものではございません。

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◎    Japan unveils its 50th anniversary of PNG-Japan relations logo(2025.1.21、 Post Courier)
https://www.postcourier.com.pg/japan-unveils-its-50th-anniversary-of-png-japan-relations-logo/
JAPAN has unveiled its official Logo for the 50th Anniversary of the establishment of diplomatic relations
between Japan and Papua New Guinea. The ...

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◎    COSMOエコ基金 2024年11月の活動報告をお届けします(2025.1.21、COSMO)
https://www.cosmo-energy.co.jp/ja/actions/phil/kankyo/news/202501.html
COSMOエコ基金が支援するプロジェクトから、2024年11月の活動報告が届きました。
COSMOエコ基金は、皆さまのあたたかい支援をもとに、
気候変動対応や生態系を守る活動をサポートしています。
COSMOエコ基金について詳しくお知りになりたい方は、
ぜひこちらをご覧ください。
・熱帯雨林保全(パプアニューギニア)
11月は有機資材製品化や農業指導などを実施しました。
有機農業指導では地元農家の他、
職業訓練校の生徒やキリスト教会からの要請を受けて宣教師への技術指導も行いました。
特に宣教師はみな農村部に派遣されているため、
現地にあるものを活用した持続可能な農業手法の普及に貢献してくれることを期待しています。
・熱帯雨林保全(ソロモン諸島)
11月末、国際協力フェスティバルに団体が運営するフェアトレードパーラー「ピースカカオ沖縄」として出展しました。
途上国の活動を日本で「深める、繋げる、広める」取り組みの一環です。
多くのゲストの方々とお話して、活動についてお伝えすることができました。
地元の方だけでなく、JICA研修員の方、沖縄県知事デニーさんにもご来場いただきました。
スタッフ一同とても良い経験になりました。

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◎    Japan and PNG share 50 years of bilateral relationship (2025.1.21、Post Courier)
https://www.postcourier.com.pg/japan-and-png-share-50-years-of-bilateral-relationship/
Minister Tkatchenko made these remarks at his first meeting with the new Japanese Ambassador to PNG, His Excellency Hisanobu Mochizuki at his office ...

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◎    出撃当日「守ってあげる」 特攻隊長の弟妹への遺書など宇佐市に寄贈(2025.1.22、朝日)
https://www.asahi.com/articles/AST1Q4Q81T1QTPJB003M.html
 太平洋戦争中、大分県宇佐市に配備された宇佐海軍航空隊(宇佐空)は、
戦況が悪化すると特攻隊の訓練基地となった。
最初に編成された特攻隊の隊長として出撃し、
27歳で戦死した藤井真治(まはる)大尉の遺書や写真などの遺品105点が今月、遺族から市へ寄贈された。
出撃当日に弟や妹たちに宛てた遺書には「守ってあげる」との命がけの思いが記されている。

 宮崎県都城市出身で、京都帝大(現京都大)の農学部を卒業後、海軍に入隊。
ラバウル(パプアニューギニア)での任務中に負傷して帰国後、1944年5月から宇佐空に配属され、
飛行専修予備学生の教官を務めた。
「藤井会」という同期会が結成されるほど学生に慕われたという。
 8人きょうだいの長男で、
5男の治芳(はるほ)氏(2023年3月に86歳で死去)の妻紀代子さん=川崎市在住=から「資料として活用を」と、
市民団体「豊(とよ)の国宇佐市塾」が依頼を受けた。
塾頭の平田崇英(そうえい)さん(76)が昨年7月、自宅を訪ねて預かり、宇佐市へ届けた。
市教育委員会社会教育課の安田晃子さん(66)が担当、整理した。
 藤井大尉は45年4月6日、第一八幡護皇隊艦攻隊隊長として出撃し、亡くなった。
遺書は7点で、出撃間近の4月2日から6日にかけて宇佐や串良基地(鹿児島県)で書かれたもの。
 家族に宛てた5日付の書簡は「永い間親不孝しました」と始まり、疎開を急ぐよう求めている。
「ムダ死はしません。必ず空母を沈めます。皆元気でコマカイことに気を使はずうんと頑張って下さい」とも。
 出撃当日、6日朝の遺書は鉛筆書きだ。家族一同には「本日午后特攻をかけます。
沖縄の敵艦めがけ必死必中。残った者も頑張って下さい。
弱い気を出さず張切って」と記し、妹たちには「三人とも僕がまもってゐるから大安心だ」、
当時8歳だった治芳氏へは「いつまでもまもってあげるからね」と書き残した。

 市役所で21日、寄贈報告があり、平田さんは「平和を大事にしないといけないと言いたかったのだろう。
藤井さんの遺書というだけでなくて、亡くなった人たちの願いを代表して遺書が残っているという気がする」と語った。
安田さんは「本当は死んだら守れないのに、自分が命を懸けることの意義づけをしないといけない。
自分の命で大切なものを守る。それが藤井さんにとっては家族であり、
特に幼いきょうだいだったのではと思う」と話した。
 是永修治市長は「戦争の悲惨さ、平和の尊さを伝える貴重な資料。
藤井さんの魂の叫びを感じ取ってほしい」と述べた。
遺品は3月、宇佐市民図書館2階ギャラリーでの企画展で一般公開する。

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◎    パプアニューギニア中央銀行、日本経済産業省、
ソラミツがCBDCの概念実証を完了(2025.1.29、PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000019078.html

パプアニューギニア中央銀行(Bank of Papua New Guinea)は、
日本の経済産業省およびフィンテック企業のソラミツ株式会社
(東京都渋谷区、代表取締役社長 宮沢和正)との協力のもと、
同国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)である「デジタル・キナ(Digital Kina)」の概念実証(PoC)を成功裏に完了し、
1月28日にパプアニューギニア ヒルトンホテル(ポートモレスビー)にて記念式典を開催しました。

本イベントには、パプアニューギニアおよび日本の要人・関係者が出席し、
パプアニューギニア中央銀行総裁のエリザベス・ゲニア氏、
在パプアニューギニア日本大使の望月寿信氏、内閣官房内閣参事官の西潟暢央氏、
国際協力機構(JICA)パプアニューギニア事務所長の松岡秀明氏、
日本のフィンテック企業ソラミツの代表者らが参加しました。

式典では、開会の辞、デジタル・キナの技術的プレゼンテーション、
そしてパプアニューギニアにおける金融包摂への影響についての議論が行われました。
パプアニューギニア中央銀行総裁のエリザベス・ゲニア氏は、「CBDCの概念実証は、
パプアニューギニアの金融システムのコストと効率を改善するための重要なステップです。
デジタル・キナは、金融包摂・セキュリティ・アクセシビリティの課題を解決する可能性を秘めており、
全国のコミュニティにとって有益なものとなるよう取り組んでいきます」と述べました。
【記念式典のハイライト】

- パプアニューギニア中央銀行副総裁のジョージ・アワプ氏が、プロジェクトの紹介および金融発展への意義を説明

- 在パプアニューギニア日本大使の望月寿信氏、内閣官房内閣参事官の西潟暢央氏、
国際協力機構(JICA)パプアニューギニア事務所長の松岡秀明氏が、日本政府の代表として協力の意義を強調

- ソラミツ・グループCEOの武宮誠氏および三菱総合研究所の姫野貴之氏が、
デジタル・キナの技術基盤についてプレゼンテーションを実施し、質疑応答を実施
- ジョージ・アワプ氏が閉会の辞を述べ、プロジェクトの今後の展望について説明

デジタル・キナのPoCには、ソラミツが開発した最先端技術が活用されており、
オープンソースのHyperledger Iroha 2ブロックチェーンを基盤とする
「SORA v3 Hub Chain」によって支えられています。この革新的な取り組みにより、
パプアニューギニアが直面する金融課題(金融包摂、セキュリティリスク、
金融インフラの未整備など)に対応することが可能になります。

ソラミツの代表取締役社長である宮沢和正氏は、
「ソラミツは、パプアニューギニアの金融システムの近代化とデジタル経済の発展に貢献することに尽力しています。
日本政府の支援を受け、世界各国で実証されたブロックチェーン技術を活用し、
実社会に貢献できることを誇りに思います」とコメントしました。

PoCでは、24時間稼働可能な安全な決済インフラを構築し、即時決済および国際送金を実証しました。
SORA v3 Hub Chainを活用し、パプアニューギニア中央銀行およびポートモレスビーのユーザーが、
モバイルアプリを通じてリアルタイム決済および個人間送金を実施しました。
また、盗難や紛失時の資金回収機能など、セキュリティ面の強化も成功裏にテストされました。

ソラミツ・グループCEOの武宮誠氏は、「デジタル・キナのPoCは、
私たちが過去5年間取り組んできた最新技術の成果です。
このプロジェクトがパプアニューギニアの人々にとって新たな金融ソリューションをもたらし、
生活の向上と経済的自由の向上につながることを期待しています」と述べました。

今後、パプアニューギニア中央銀行は、より多くのユーザーを対象に試験運用を拡大し、
システムの改善とフィードバック収集を行う予定です。この次のフェーズでは、
プラットフォームの速度、セキュリティ、および規制対応機能を最適化し、
パプアニューギニアにとってより包摂的で強固な金融システムの実現を目指します。
パプアニューギニア中央銀行副総裁のジョージ・アワプ氏は、
「本日の式典は、革新的なアイデアと実行力が融合した結果です。
デジタル・キナCBDCの概念実証は、パプアニューギニアにおける金融取引の未来を示すものです。
長年の課題に対応す
ることで、私たちはより強固な金融システムの構築に向けた第一歩を踏み出しました」と述べました。
【ソラミツについて】
ソラミツは、デジタル資産管理およびデジタルID分野においてブロックチェーンを活用した革新的なソリューションを提供する、
世界的に評価されるフィンテック企業です。私たちの使命は、ブロックチェーン技術を活用し、
社会の重要な課題を解決することにあります。


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◎    算数教育支援:現場と政策をつなぐJICAの取り組み
(2025.1.30、JICA PNG事務所)https://www.jica.go.jp/overseas/png/information/topics/2024/1561647_52908.html

PNG事務所では、算数教育の質向上を目指し、海外協力隊員と教育省が連携する取り組みを進めています。
 オロ州ポポンデッタ小学校で活動する鈴木佑隊員は、教育省の1・2年児童用算数教科書を作成したチームに対し、
現場の課題や改善点をフィードバックし、教科書の更なる活用促進を図っています。

-現場からの声を活かした算数教育の改善-
昨年、オロ州に1・2年児童用の国定算数教科書が配布されましたが、
現場では「掛け算や図形の単元が難しい」「問題解決型の問題は難しい」など、
学習の進行に課題があることを報告しました。
また、多くの学校で教科書が不足しており、児童が1冊の教科書を数人で共有する課題も見られます。
 鈴木隊員は、教科書は図やイラストが多く、よくできている。
更に児童が理解しやすいように、日本式の教授法を取り入れて、
自分で図やイラストを大きな紙に描き黒板に掲示して順番ずつに説明している。
また、九九を歌に乗せて覚える方法や、図形の授業では手作り教材の活用、
児童が活動しながら楽しく学ぶ工夫など、教科書を使った授業を実践していることを報告しました。
これらの取り組みが教科書作成チームに共有され、
現場の実情を反映した教材改善や教員研修に向けた議論が行われました。
チームからは協力隊員と連携して教科書活用の普及を進めたいと要望も出されました。
-現場と政策をつなぐ連携の力-
今回の活動は、教科書作成チームが現場の声を直接聞く初めての機会となりました。
このフィードバックを通じて、教材の具体的な改善点が明確化され、
今後の教科書改訂に活かされることが期待されています。
さらに、教育現場と政策立案者との連携が強化されることで、
持続可能な教育改善が実現に近づいています。
JICAは今後も、現場と政策を結ぶ活動を支援し、
すべての子どもたちに質の高い教育が届くよう取り組んでいきます。

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